「英会話ができるようになりたい」
このように思って、今まさに英語学習を始めようとしている方も多いのではないでしょうか?
ですが、社会人からだと忙しくて英会話スクールに通う時間が作れないこともあります。
また、スクールに通うとたくさん費用も発生してしまいます。
そこでおすすめなのが、独学で英会話を学習する事です。
一方、独学の場合「どんな学習方法をどう実践するのか」を明確にしないと、上達には繋がりません。
独学の方法を間違えると、あなたの大切な時間や労力が無駄になってしまうのです。
そこで今回は、英会話を本格的に身につけたい方に向けて、上達に繋がる独学の方法を4つご紹介していきます。
Contents
独学でも方法次第で英会話は上達する!
独学の方法をご紹介する前に、大事なことをお伝えします。
それは、独学でも「独学でも英会話は十分上達できる!」という事実です。
ただし、独学をする際は次の点に注意する必要があります。
- 独学のモチベーションをどのように高めるか?
- 学習時間をどのように確保するか?
- 自分のレベルに応じた適切な方法を探せるか?
「英会話」はわかりやすい言葉に思えますが、様々なスキルが組み合わさることで上達に繋がるものです。
具体的に英会話能力を上達させるためには、これらのスキルをバランスよく高めていく必要があります。
- 英単語
- 英文法
- スピーキング力
- リスニング力
これらのスキルは、きちんとした戦略を有した独学方法で身につくもの。
そして、社会人からの英語学習を始める場合、学習時間をどのように確保するかは重要な問題となります。
独学の難しい点は、自分を律するのは自分ということ。
忙しいとつい学習が疎かになってしまったり、モチベーションが下がってしまうと学習する気力が湧かなくなってしまうこともあります。
だからこそ、独学で英会話を身につけたいと思っている方は、章の冒頭でご紹介した3つの注意点にどう対処していくか、しっかり考えていく必要があるのです。
ちなみに、社会人におすすめの英語独学法は以下の記事で紹介しています。
-
【おすすめの勉強法5選】社会人から英語を独学でマスターしよう!
続きを見る
英会話が上達するにはどれくらい学習すればいいか?
英会話が上達するまでの学習時間は大体「1,000時間」といわれています。
1日1時間~2時間の学習時間だと、習得までは1年以上かかる計算となります。
この「1,000時間」の根拠は、アメリカ国務省付属機関FSIの調査です。
これによると、英語圏の人が日本語を習得するのに必要な学習時間が「2,200時間」だとされています。
つまり、外国語を習得するのには2,200時間かかると考え、かつ既に中学などで学んでいる1,200時間分を差し引くと「1,000時間」という数字を導き出すことができます。
なるべく早く独学で英会話を身につけたい!という方は、1日でも早く英語学習をスタートするのがおすすめです。
独学でできる!英会話が上達する学習方法4選!
お待たせしました!
ここからは、英会話の上達に繋がる独学での学習方法を4つご紹介します。
- 中学レベルの文法から基礎を学びなおす
- 英単語を覚える
- シャドーイングをする
- ディクテーションをする
1. 中学レベルの文法から基礎を学びなおす
英会話をはじめ、英語学習の基本は中学校の文法です。
基礎をしっかり固めるという意味でも、中学レベルの文法から学びなおしましょう。
中学英語の英単語や文法を覚えるだけで、ある程度の簡単な英会話はできるようになります。
その証拠に、世界的に有名なソフトバンクの孫会長も、演説では中学英語でも使うようなフレーズ、英単語を使っています。
覚えた英語を習慣的にアウトプットすることで、より学習効果を高めることができますよ。
私が伝えたい「世間一般で言われていない事」
「英語ペラペラ」についてお伝えしたいことがあります。
英語ができるようになりたいっ!って人が、最終的に目指している状況って、英語がペラペラと口から出てきて、自分の思いやアイデアを伝えることができる状態だと思います。
「英語ペラペラ」というと、高度な表現を使いこなす事だと勘違いしている人が多いのですが、実は違います。中学校レベルの文法と単語を自在に使いこなすレベルに到達すると英語をペラペラに話せる人に見えます。
英会話の勉強と言えば、「日常英語表現を覚える」という方法がよく紹介されています。これも勘違いしている人が多いことなのですが、、
【ネイティブ表現や英語フレーズの暗記では、英語は話せるようにはなりません。】
なぜなのか?
それは、丸暗記は応用が効かないからなんです。【丸暗記した英会話表現】をたくさんあなたの頭に入れても思った通りに、話したいことが話せるようには永遠になりません。
英会話フレーズの暗記をしたところで、自由に英語を話せるようにはならない、、、
では、どうすれば?
英語ペラペラに近づくためには、英文法が欠かせません。文法構造に合わせて英語を口から自在に出せることが大切です。つまり、文法と単語の組み合わせを増やした分だけ【掛け算】できるんです。
これって、すごいと思いませんか。
足し算にしかならない丸暗記より、掛け算になる文法と単語の組み合わせの方がよっぽど少ない労力で、ぐんぐん英語で表現できる世界が広がります。
事実、中学校レベルの文法と単語を自在に組み合わせることができれば英会話ができない人からみた場合、英語をペラペラに話せる状態になるのです。
2. 英単語を覚える
中学の英文法のやり直しが終わったら、英単語をもう少し覚えて語彙力を高めましょう!
英単語を覚える時はつい、「1日20個新しい単語を覚える!」と目標を立ててしまいがちですが、それだと長続きしない可能性があるので要注意。
大事なのは、忘れた英単語を繰り返し学習し、脳に定着させることです。
- 3日に1回、3日分覚えた英単語を復習する
- もし忘れていたらまた覚える
このような形で繰り返し学習していくことで、脳が「この情報は本当に必要なものだ」と判断し、必要な時にスムーズに思い出せるようになるのです。
まずは1冊の単語帳を買って、それを何周か繰り返して学習してみると良いでしょう。
私が伝えたい「世間一般で言われていない事」
英単語を覚えるのも音中心のトレーニングをお勧めします。「例文」や「フレーズ」ごと収録されている単語の教材を使います。例文があることによって、その情景などを想像しやすくなりフレーズごと何度も耳に入れることによって単語が覚えやすくなります。想像力や連想力の助けを借りて単語を覚えやすくすることができるんです。
一度、単語教材を学習したら、収録された音声をスマホのプレイリストに入れて、シャドーイングしながら単語を覚えます。これだと、「ながら学習」できますし、シャドーイングしているわけですから同時に発音、リスニング力、スピーキング力も同時にトレーニングすることができて、めちゃくちゃお得なんです。
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3. シャドーイングをする
ここまで上達したら、ワンステップレベルの高い独学方法も取り入れていきましょう。
その方法とは「シャドーイング」です。
シャドーイングとは英語の音声を聞きながら、その音を追いかけるように真似をして発音をしていくという学習方法です。
ネイティブの発音を真似ることで発音が劇的に上達しますし、日本人にとっては混乱しやすい英語のリエゾン(2つの音がつながって発音される音変化のこと)なども徐々に聞き分けられるようになりますよ。
難易度が高すぎてシャドーイングができないと感じる場合は、かならずレベルを落としましょう。
教材のレベルは徐々に上げていくのがおすすめです。
シャドーイングは、英語を聞く、そして話すというダブルのスキルが鍛えられて、学習効果も高い独学方法なので必ず取り入れましょう。
4. ディクテーションをする
最後におすすめする独学方法は、「ディクテーション」です。
ディクテーションとは、英語の音声を聞いて、一文ごとに書き起こすという学習方法です。
単なる聞き流しではなく、しっかり音声を聞かないと正確に書くことができないため、この学習方法を繰り返すことでリスニング力がグンと鍛えられます。
ディクテーションを続けていくことで、「なんとなくわかる」というレベルの理解度だった英文が、「しっかり聞いて理解できる」と思えるようになります。
ただしディクテーションをするには、ノートとペンを用意し座れる環境が必要です。社会人だと忙しくてあまり時間が取れないかもしれませんが、1日 15〜30分ぐらい実施するだけでも効果的です。
合わせて、英語の推測力や分析力が高まるので、リスニングに必要なスキルをトータルで底上げできますよ。
おすすめの英語教材ランキングは以下の記事をご参考下さい。
-
【英会話教材ランキング5選】本当に身に付く教材を人気順に紹介します。
続きを見る
まとめ
最後に、今回の記事でご紹介した内容をまとめていきます。
- 英会話は独学でも十分上達できる
- 独学の場合は、適切な勉強法、モチベーション維持方法、時間の確保を考える必要がある
- 英会話ができるようになるには「1,000時間」の学習が最低条件
- 効果的に英会話力を上達させるには、中学レベルの文法や英単語、スピーキング、リスニングを高める学習方法が理想
独学で英語学習を続けるのは時に大変に感じるかもしれませんが、しっかり学習すれば英会話を身につけることは十分可能です。
英会話を習得したいと考えている方は、ぜひご紹介した内容を学習に役立ててくださいね。
英語学習に役立つ記事は【英語学習法】でまとめられています。
私が伝えたい「世間一般で言われていない事」
私の本音を言うと、社会人が英語を習得するには独学が最強だと思っています。
「英語は、誰かに教わるもの。」って無意識のうちに、そう思い込んでいませんか?あなたが、そうであれば、少し私の話を聞いてほしいです。
かつて、私も英語を独学で勉強するという発想自体がありませんでした。中学、高校、大学受験を通して、「先生に英語を教わってきた。」社会人になると、英会話スクールに通い「講師に教えてもらいに行った。」
それが当たり前だと思い込んでいました。
だけど、英語の独学に真剣に取り組んで行く過程でハッとしたことがあるんです。
“ 以前 うまくいかない時は、教材が悪い。教え方が悪い。などとどこか他人に責任をなすりつけていました。 また、どこかで”自分は悪くない。”と言って逃げていた。
真剣に向き合って全ては自分次第と腹をくくると、知らず知らずのうちに、他人任せになっていた自分に気づくことができました。英語に限らず、何事も真剣に向き合って取り組まなければ、物事は成し遂げられない。数千時間もの間、自分を手なずけ自己管理する必要がある英語習得であればなおさらです。
向き合えれば、自分を素直に省みることができるし、悪いところがあれば修正もできる。
キーワードは、全ては自己責任。
心の底から、この意味を腹落ちしないは英語の独学は成り立たないと思います。誤解してほしくないのですが、全てのことを独りで全部やる必要があると言っているワケではありませんよ。
「あくまで自分の意思で英語を学び、教材を選び、時間を使い、勉強に取り組む。」という感覚がとてもとても大切です。
他人に依存せず、全ては自己責任。少し厳しく聴こえるかもしれませんが、大切なことです。一方、全ては自己責任という境地に至れれば、独学ほど最強の学習法はないと断言できます。